先月21日、東京の明治神宮会館で、楠木正成についてのシンポジウム「楠木正成考」が開かれました。

このブログの読者の皆様方には改めて言うまでもない事ですが、楠木正成は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した、南朝方の名将で、特に、鎌倉幕府を倒し後醍醐天皇による新政権を樹立するにあたっては、最大の功労者と言える大活躍をしました。
私個人としても、楠木正成という人物は、日本史の中では、平安時代末期に大活躍した源義経と共に、一二を争う程の“戦術の天才”だと思います。

戦前から戦中にかけては、正成は「忠臣の鏡」「大楠公」として日本中から絶賛されましたが、残念ながらその絶賛の大半は客観的は評価ではなく、忠臣と勤皇の面ばかりが殊更強調された過大評価で、そのため戦後は、その反動から評価が一転し、正成は“戦前の皇国史観を象徴する人物”のように見なされ、今度は逆に過小評価されてしまう事が多くなってしまいました。
そのため、学校の歴史の授業でも正成の事績はほとんど教えられなくなり、現在では、正成の事を知らないという人も珍しくはありません。
足利尊氏もそうですが、正成もまた、時代によって評価が著しく変わる人物なのです。

そんな正成についてのシンポなので、私としてもその内容は大いに興味があったのですが、生憎私は行く事が出来なかったので、産経新聞の紙上に掲載された当該記事の画像を以下に貼付する事で、このシンポについての詳細を紹介させて頂きます。

産経新聞記事_01

産経新聞記事_02

機会があれば、こういったシンポには私も是非出席してみたいです。
もっとも、私が住んでいる北海道では、こういったシンポはなかなか開かれないと思いますが…。


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