先月2日の記事では、鎌倉の鶴岡八幡宮境内にある鎌倉市立博物館「鎌倉国宝館」で、 鎌倉国宝館(鎌倉市教育委員会)の主催により「鎌倉公方 足利基氏 ―新たなる東国の王とゆかりの寺社―」と題された特別展が開催されているという事を紹介しましたが、私は先月下旬、鎌倉に行ってその特別展を観てきました!

私は鎌倉から遙か遠く離れた北海道に住んでいて、しかもこの時期は年末に向けて仕事も忙しくなってきているため、当初は、多分観に行く事は出来ないだろうと半分諦めていたのですが、幸いにも先月下旬、休みを確保する事が出来、しかも、ANAのマイレージを確認すると、札幌(新千歳空港)~東京(羽田空港)間を一往復できる分のマイルも貯まっていたので、今回はそのマイルを全部使って、実質タダで鎌倉まで行って帰って来る事が出来ました♪


鎌倉に着いた私は、先ずは、鶴岡八幡宮を参拝してきました。
鶴岡八幡宮は、言わずもがなですが、源氏一門の氏神、鎌倉武士達の守護神として、鎌倉幕府の精神的な中心地でもあり、鎌倉幕府と非常に深い関わりがあったお宮ですが、勿論、室町幕府や、鎌倉府(関東公方や関東管領)とも深い関係があったお宮です。
関東から遠く離れた京都に幕府を開いた足利氏は、関東との関係を強めるため、鎌倉幕府同様、鶴岡八幡宮を崇敬し、関東管領の下に、神社行政を取り扱う社家奉行とは別に鶴岡惣奉行も設置するなどしています。

もっとも、歴史的には室町時代の出来事よりも、鎌倉時代に起こったいくつかの出来事、具体的には、義経の一味として捕らえられた静御前が頼朝の求めに応じて舞を舞った場所である事や、鎌倉幕府第3代将軍の源実朝が公暁に暗殺された現場となった事などで、一般には広く知られているお宮です。
ちなみに、鶴岡八幡宮の旧社格(神社としてのランク)は国幣中社で、全国の八幡宮や八幡神社の中では特に知名度が高い事から、近年では「三大八幡宮」のひとつに同宮を含める事もあるそうです。

鶴岡八幡宮


その鶴岡八幡宮をお参りした後、私は、今回の1泊2日の鎌倉旅行の主目的地である、同宮境内にある鎌倉国宝館に行ってきました。
ここでは、特別展「鎌倉公方 足利基氏 ―新たなる東国の王とゆかりの寺社―」と、平常展示「鎌倉の仏像」を、じっくりと観賞してきました。特別展で展示されていた史料の多くは古文書でしたが、どれも興味深い内容で面白かったです。

ちなみに、館内は写真撮影禁止だったため、館内や展示物の写真は撮っておりません。以下の2枚はいずれも、鎌倉国宝館の建物外観の写真です。

鎌倉国宝館_01

鎌倉国宝館_02


鎌倉国宝館の展示を見終えた後、館内の窓口(ミュージアムショップといえる程の規模はありませんでしたが)で、下の写真に写っている2冊の図録を買ってきました。特別展「北条時頼とその時代」は、平成25年に開催されていたそうです。

鎌倉国宝館で買った書籍

ちなみに、今回の特別展「鎌倉公方 足利基氏」の図録は、今回の特別展開催までには完成が間に合わなかったとの事ですが、年内には完成するそうなので、窓口で購入を予約してきました。完成次第、送料無料で各予約者へ郵送してくれるそうです。到着が楽しみです!
今回は、久々に鎌倉へ行けて良かったです♪


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