今から9年も前になりますが、当時私が東京を旅行した際に見学・撮影してきた、皇居外苑南東の一角に立つ楠木正成騎馬像の写真をアップします。
全国にある楠木正成像の中では、恐らくこの騎馬像が最も有名ではないかと思います。像本体の高さは約4m、台座も加えると約8mもあります。御覧のように、躍動感溢れる実に力強い銅像です。

楠木正成騎馬像_01

楠木正成騎馬像_02

楠木正成騎馬像_03

楠木正成騎馬像_04

この楠木正成騎馬像は、住友の別子銅山開山200年を記念して、明治23年に住友家(住友財閥)が献納したもので、別子銅山で産出した銅で鋳造されています。
製作は東京美術学校が担当し、複数の美術家が部分毎に分担して作成していきました。像の要となる正成の顔は、当時東京美術学校の職員でこの像の製作主任であった、仏師・彫刻家として高名な高村光雲が担当しました。
ちなみに、上野恩賜公園のシンボルとなっている西郷隆盛像も、高村光雲が製作したものです。


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