この世は夢のごとくに候

~ 太平記・鎌倉時代末期・南北朝時代・室町幕府・足利将軍家・関東公方足利家・関東管領等についての考察や雑記 ~

楠木正成の命日

楠木正成といえば、特に明治以降は「日本史上最大の軍事的天才」「大戦術家」「希代の英雄」「南北朝時代のみならず日本の全時代を代表する名将のひとり」などの高評価・賛辞を受け、只管後醍醐天皇に忠義を尽くし一貫して南朝を支え続けた忠臣「大楠公」として、現在も尊崇を受けていますが、今日はその楠木正成の命日です。




下の絵(埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵)は、湊川の地で弟の正季(まさすえ)と差し違えて自刃しようとする正成を描いたものです。太平記によると、楠木兄弟はこの時に所謂「七生報国」を誓ったとされています。

湊川で自刃する楠木正成


明治5年、楠木正成を御祭神としてお祀りするため、正成の墓所・殉節地のある神戸市中央区の湊川に「湊川神社」が創建され、現在正成は同神社にて主祭神としてお祀りされています。私も湊川神社へは今まで何度かお参りに行っています。
ちなみに同神社では、本日ではなく、正成が自刃(殉節)した日を新暦に換算した7月12日を、例祭日としています。




なお、湊川神社については、以下の記事(7年も前にアップした古い記事ですが)で詳しく紹介させて頂きましたので、こちらの記事も是非併せて御一読下さい。
http://muromachi.blog.jp/archives/1005035648.html

以下の記事には、平成18年5月に私が皇居外苑南東の一角で見学・撮影してきた、楠木正成騎馬像の写真をアップしております。私の中では、正成といえば、この騎馬像の凜々しいイメージです。
http://muromachi.blog.jp/archives/1005055237.html


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最近は私も「Stay Home」で南北朝時代や室町時代を楽しんでいます

先ず以て、現在世界各国及び日本全国で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって亡くなられた方々の御冥福を、心よりお祈り申し上げます。
そして、同感染症に罹患し現在も治療を受けておられる方々や、同感染症の感染拡大によって生活に多大な影響を受けておらる方々に、心からお見舞い申し上げます。


それにしても、新型コロナウイルス感染症の拡大と、それに伴う経済活動の縮小・自粛の流れ、止りませんね…。
法的な強制力や罰則こそないものの、現在政府や各都道府県知事は私達国民に対して、これ以上の感染拡大を阻止するため不要不急の外出自粛を、所謂「Stay Home」を、強く要請しており、そのためここ数日間大人しくずっと家に籠ってストレスが溜まっている、という方も少なくはないと思います。
その一方で、この機会を利用して、まだ未読だった本を何冊もまとめて読んだり、まだ見ていなかったDVDや未視聴だった録画済の番組を一気に見ている、という方も多くいらっしゃるでしょう。実際、本やDVDなどの売り上げは最近伸びているみたいですし。

私の場合、仕事は在宅勤務にはなっておらず、今も平常通り毎日職場に出社しているため(そもそも在宅勤務出来ない仕事なんて世間には山ほどあり、誤解を恐れずに言えば、在宅勤務が出来る環境の人は恵まれているとも思います)、家にいる時間が格段に多くなったというわけではありませんが、ただ、帰宅した後の時間や休みの日などに外出する機会は時節柄当然減ったため、今までに比べるとやはり家にいる時間は多くなりました。
そのため私も、主に深夜や早朝などになりますが、最近は今まで以上に読書をしたりDVDを見るなどしています。


以下の写真4枚はいずれも、私がここ10年程で購入した、南北朝時代や室町時代に関する書籍です。まだあると思いますが、とりあえず目についたものだけをズラっと並べてみました。御覧のように、専門書はほぼ無く入門書ばかりですが(笑)。コミックや児童書もあります。
これらの本の中にもまだ未読の本が少なからずあるので、最近ぼちぼち読んでいます。

図書_01

図書_02

図書_03

図書_04


昨年12月12日付の記事で詳述したように、私は昨年、NHK大河ドラマ「太平記」完全版のDVDを購入したのですが、最近はそのDVDも何回か見ています。いやぁ、この作品、本当に面白いですね!
以下の画像4枚はいずれもこの作品に関するもので、1枚目はこのDVDのパッケージ、2枚目は作中の主要な登場人物達の相関図、3枚目は主要な登場人物達の集合写真、4枚目は足利家の人達を演じた役者さん達の写真です。

DVD「太平記」完全版

大河ドラマ「太平記」登場人物 相関図

大河ドラマ「太平記」 主要登場人物 記念撮影

大河ドラマ「太平記」 足利家主要人物


戦国時代や幕末などの関係書籍に比べるとまだまだ少ないですが、それでも近年は、「応仁の乱」や「観応の擾乱」関係の書籍がヒットするなど、空前の室町時代ブームが到来しています。今後、更に室町時代関係の書籍やDVDなどが増える事を期待しています!

南北朝時代や室町時代は、大きな戦乱が多く(室町時代後期は戦国時代と云われるくらいですし)、時には飢饉や疫病も流行するなど、非常に多難な時代でしたが、そういった意味では、戦乱や飢饉こそ無いものの疫病がここまで世間を混乱させている現在も、かなり多難な時代といえます。
大変ささやかながら、新型コロナウイルス感染症に感染して現在治療を受け闘病されている方々の平癒と、同感染症が一日も早く鎮静化し全ての人達に平穏な日々が戻ります事を、国民が一丸となってこの多難を乗り越える事が出来ますよう、改めて心より祈念申し上げます。


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人気学習漫画「日本の歴史」、期間限定で無料公開中!

「学習まんが 少年少女日本の歴史」_01

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、現在、全国各地の小中学校等が休校になっておりますが、その休校措置を受けて外出出来ず家にいる子供達のため、小学館が以下のページにて、期間限定ながら「学習まんが 少年少女日本の歴史」全24巻の無料公開を始めました。

https://kids-km3.shogakukan.co.jp/

37年間愛され続け、かつて読んだ事があるという人も多いであろうあの名作が、ネットに接続出来る環境さえあれば誰でも見る事が出来ます。これは、子供のみならず大人にとっても嬉しい、素晴らしい企画ですね!
何年生の時だったかは忘れましたが、昔、私が通学していた小学校の教室の後ろの棚にも、このシリーズが “常設の図書” として何冊か置いてあり、そのため私も、全巻通読はしていないもののこのシリーズのうち何冊かは、繰り返し読んだ事があります。結構面白かったですね!

全24巻の内容は、以下の通りです。
① 日本の誕生
② 飛鳥の朝廷
③ 奈良の都
④ 平安京の人びと
⑤ 貴族のさかえ
⑥ 平の戦い
⑦ 鎌倉幕府の成立
⑧ 南朝と北朝
⑨ 立ち上がる民衆
⑩ 戦国大名の争い
⑪ 天下の統一
⑫ 江戸幕府ひらく
⑬ 士農工商
⑭ 幕府の改革
⑮ ゆきづまる幕府
⑯ 幕末の風雲
⑰ 明治維新
⑱ 近代国家の発展
⑲ 戦争への道
⑳ アジアと太平洋の戦い
㉑ 現代の日本
㉒ 人物事典
㉓ 史跡・資料館辞典
㉔ 平成の30年

「学習まんが 少年少女日本の歴史」_02

この機会に、興味のある時代だけでもまた読み直してみようと思い、とりあえず先程、8巻「南朝と北朝」を、PCの画面で読んでみました。
あの複雑極まりない時代状況を限られたページに収めているため、どうしてもダイジェスト版的な内容になっている感は拒めませんが、それでも、南北朝の争乱や観応の擾乱などを小学生向けに解説している学習漫画は少ないため、やはり貴重な作品ですね!


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伝説の霊獣「麒麟」(きりん)

4回連続でまた大河ドラマの話題となり恐縮ですが、先月から放送が始まった、室町時代末期(戦国時代)を舞台とした本年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」、今のところ視聴率もかなり高いようで、結構話題になっていますね。毎週放送される度に、ネットニュースでも「麒麟がくる」の内容や登場している俳優の話題が取り上げられていますし。
現時点ではまだ4話までしか放送されていないものの、好評のため、1~3話までが連続して再放送されたりもしましたがこれも異例の事のようです。

私個人としては、第2話のラストで斎藤道三が、実態は兎も角建前としては主君であるはずの(しかも娘婿でもある)土岐頼純を毒殺するシーンが、特に印象に残りました。
毒殺した側の道三を演じた本木雅弘さんと、毒殺された側の頼純を演じた矢野聖人さん、双方の熱演・怪演は鬼気迫るものがあり、「さすがプロの役者さんだな!」と大いに感心させられました。
「麒麟がくる」序盤の現在は、主人公である光秀は特にまだ目立った活躍はしておらず、実質、道三が主人公みたいな感じですね(笑)。

本木雅弘さんが演じる斎藤道三


以下の写真2枚は、昨年8月に私が九州(福岡市・熊本市太宰府市など)を旅行した際にお参りした太宰府天満宮の境内で撮影した「麒麟(きりん)」の像です。
本年の大河ドラマ「麒麟がくる」のタイトルにもなっている、仁政を行う王の元に現れるとされる伝説の霊獣「麒麟」は、これの事です。何となく、西洋の霊獣「ユニコーン」にも似ています。

太宰府天満宮の麒麟の像_01

太宰府天満宮の麒麟の像_02

実在の動物のキリンは、この霊獣「麒麟」に似ている事から、そう呼ばれるようになったそうです。ちなみに、東洋に於ける伝説の霊獣としては、麒麟の他には、霊鳥の「鳳凰(ほうおう)」が有名です。
現在、一般に広く普及している本将棋(古式でいう小将棋)には存在しませんが、古式将棋である「中将棋」や「大将棋」には、「麒麟」や「鳳凰」などの駒も存在します。


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本年の大河ドラマには、剣豪将軍として知られる足利義輝が登場します!

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」

今月19日から放送が始まった、本年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第1話、早速見ました。

第59作となる今回の大河ドラマの主人公である明智光秀に対しては、正直なところ、個人的に特にこれといった思い入れはありませんが(光秀の事は別に好きでも嫌いでもありません)、私が昔から強い関心を抱いていた室町幕府第13代将軍 足利義輝が本年の大河に登場するらしいと知ったので、義輝が大河の中でどのように描かれるのかが楽しみで、まずは第1話を見てみました。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」 明智光秀


義輝は、少し前までは、同時代に綺羅星の如く存在する数多くの有名な戦国武将達の影に隠れて、影の薄いマイナーな存在でしたが(最後の室町幕府将軍 足利義昭よりもマイナーでした)、近年は、歴史ゲームや歴史小説などの影響なのか、「将軍としての権力は極めて脆弱だったものの、ひとりの武士としては剣技を極めた、メチャメチャ強かった剣豪将軍」「歴代の征夷大将軍の中でも、類例を見ない程の壮絶な最期を遂げた悲運の将軍」として、若い世代にも知られています。
ただ、今回の第1話には、向井理さんが演じるその義輝は登場しませんでした。第2話以降には登場するそうなので、個人的には期待しています♪

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」 足利義輝
向井理さんが演じる足利義輝_01
向井理さんが演じる足利義輝_02


足利将軍としては、今回の大河には、義輝の他に義昭も登場するそうです。というか、主人公・光秀との関係性で考えるなら、今回のドラマに於けるメインキャラは、むしろ義輝ではなく義昭のほうですよね。光秀は、信長に仕える前は義昭の家臣でしたから。
ちなみに、義昭は、個人的には昔からどうしても好きにはなれない人物です(笑)。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」 足利義昭


で、とりあえず、「麒麟がくる」の第1話を見た感想ですが、私としては、面白かったです。
この第1話に対して、ネットなどでは賛否両論があったようですが、私は、大河ドラマはあくまでもフィクションであり、娯楽時代劇として楽しむものと認識していますから、厳密な時代考証や風俗考証などをも求めるのは「そもそも野暮ってものでしょう」と思っています。
厳密な考証に基づく歴史ドラマを作成するのであれば、あくまでも、幾多の議論を経て定説として完全に定着している一次資料のみに忠実なドラマを作るべきですが、そんなドラマは、多分堅苦しくてつまらないでしょうしね(笑)。

今回の大河ドラマ、フィクションの割には、
「土岐氏からの美濃奪取は、斎藤道三 一代によるものではなく、斎藤親子二代により成されたもの」
「濃姫にとって、信長との結婚は再婚で、濃姫はその前に一旦土岐家に嫁いでいた」
などの、最新の研究成果が設定やストーリーにも採り入れられていて、そういった所も興味深かったです。

あと、延暦寺の僧兵達が、関所で通行人に暴力を振るうなどのシーンもありましたが、あれは恐らく、歴史的な大事件として知られるあの「比叡山焼き討ち」への伏線なのでしょうね。
比叡山の焼き討ちを命令したのは信長ですが、現地での実働部隊としてその中心的な役割を果たしたのは光秀ですし、その事後処理も光秀が一任されていますから。

最終話まで見るかどうかはまだ分りませんが、とりあえず、義輝が壮絶な最期を遂げる「永禄の変」までは、本年の大河、毎週見てみようと思います。


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